皆さんは、人前で話すのは得意ですか?それとも苦手ですか?
私はかなり苦手です。特に学生の頃は本当に人前で話す事が恐怖でした。
今でこそ何とか人前でも話せるようになりましたが、それでも結婚式のスピーチや、会社のプレゼン等があると前日は憂鬱です。
そんな時にたまたま書店で見つけたこの本、「1分で話せ」です。
単純に、1分で話せるようになりたい。いやむしろ話は1分で終えてしまいたい!
そんな期待と願望を抱き読んでみたわけですが、この本とても良書でした。
この記事では「1分で話せ」を読んで特に印象に残った所を紹介します。
筆者の紹介
Amazonより引用
伊藤羊一(いとう よういち)
ヤフー株式会社 コーポレートエバンジェリスト Yahoo!アカデミア学長。
株式会社ウェイウェイ代表取締役。東京大学経済学部卒。グロービス・オリジナル・MBAプログラム(GDBA)修了。1990年に日本興業銀行入行、企業金融、事業再生支援などに従事。2003年プラス株式会社に転じ、事業部門であるジョインテックスカンパニーにてロジスティクス再編、事業再編などを担当した後、2011年より執行役員マーケティング本部長、2012年より同ヴァイスプレジデントとして事業全般を統括。
かつてソフトバンクアカデミア(孫正義氏の後継者を見出し、育てる学校)に所属。孫正義氏へプレゼンし続け、国内CEOコースで年間1位の成績を修めた経験を持つ。
2015年4月にヤフー株式会社に転じ、次世代リーダー育成を行う。グロービス経営大学院客員教授としてリーダーシップ科目の教壇に立つほか、多くの大手企業やスタートアップ育成プログラムでメンター、アドバイザーを務める
内容紹介
Amazonより引用
はじめに 私は、人に何かを伝えることが本当に苦手だった
序章 そもそも「伝える」ために考えておくべきこと―うまいプレゼンより、「動いてなんぼ」
人はあなたの話の80 %は聞いていない「/1分」で話す「/右脳」と「左脳」に働きかける
第1章 「伝える」ための基本事項
・相手は誰か? どんなことに興味があるのか?
・ゴールは何か ―「理解してもらう」はゴールにならない
・結局、動かしてなんぼ ―「きれいに話す」のは目的じゃない
第2章 1分で伝える―左脳が理解するロジックを作る
・てっぺんのないピラミッドになっていないか ―ロジカルな1分ストーリーを考える
・考える=結論を導き出す―事実やデータは結論じゃない
考えるつもりで、悩んでいないか
・根拠は3つ―ピラミッドで「枠組み」を共有しよう
・意味がつながっていれば「ロジカル」―1分で誤解なく伝える
・「基本的に」は不要―いらない言葉をいかに削るか
・頑張ったことは話すな! ―話が伝わらなくなる6つの余計な話
「プロセス」を話す/気を遣いすぎる/自分の意見とは違うことを言う/笑いを入れる
・通じないときは、前提を揃えておく
「メタ認知」は優秀なビジネスパーソン
感想
私は今まで人前で話す事が苦手すぎてこの手の本はかなり読んで来た、しかし中々これという本に出会えずでした。
しかしこの「1分で話せ」はその中でもダントツで読みやすく、わかりやすかった。やはり話の構成をつくるスペシャリストは文章の構成もわかりやすいのだろう。
非常にわかりやすく実践的な内容で、読んだ直後から人前で話したくなった程だ。まずは人に話す機会があればできるだけこの本で学んだ事を実践するクセをつけようと思います。
習慣化できれば強いですよね。
読んで印象に残ったポイント
色々と参考になる内容が書いてありましたが。要するに、
ピラミッドは、3段で作ろう
「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段ピラミッド
話す時は必ず、結論を用意する。→根拠を3つ程用意。→たとえば・・・で始まる具体例を複数用意。
これだけです。明快!!
「結論」→「根拠」→「たとえば」この3段のピラミッドの意味がつながっている事が重要。意味が繋がっているかどうかは、根拠の後に「〜〜から」をつけて結論に自然とつながるかどうか。
例えば、
結論→「この牛丼屋がおすすめ」
根拠→「旨い」「安い」「早い」の場合。
旨い”から”この牛丼屋がおすすめ
安い”から”この牛丼屋がおすすめ
早い”から”この牛丼屋がおすすめ
これだと全部つながりますよね。
この意味がつながっている事を確認しながら
「結論」→「根拠」→「たとえば」の3段ピラミッドを常に意識して構成するクセをつけれる事が重要なのだと感じました。
まとめ
私は話が長いと言われる事がよくあります。学生の頃話すのが苦手だった反動なのか、会社で話はじめるとつい長くなってしまう。しかも話をどうまとめていいかわからないまま話すので、聞き手は迷惑だったかもしれない。
自分の中に伝えたいという思いは確かにあるのですが、伝え方がわからない。
どんなふうに順序立てて話せば良いかがわからなかったんですね。
そんな私にとってはまさに最強の本でした。
これからこの本で学んだ事を活かして、特技「話す事」を目指したいと思います。