THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法【本当に最強】

皆さんはチームワークについて悩ん事はありませんか?

私は飲食店に勤めて20年、店長だった時もマネージャーとして複数店舗を統括する立場になった今でもどうしたら強いチームワークを作れるのだろうか。もう何年もこのテーマについて考えてきた。

チームワークについての本もかなり読み漁って来たが本当にしっくり来る本に出会う事が出来なかった。

しかし、遂に出会った。

「THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法」

チームワークに関する本の中ではこれが最強です。

この記事では「THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法」で私が特に印象に残った箇所を紹介します。

 著者の紹介

(Amazonより引用)

ダニエル・コイル(Daniel Coyle)

◎―― ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー作家。著作は『才能を伸ばすシンプ

ルな本』(サンマーク出版)、タイラー・ハミルトンとの共著で『シークレット・レ

ース:ツール・ド・フランスの知られざる内幕』(小学館)など。2012年、ウィリ

アム・ヒル・スポーツ・ブック・オブ・ザ・イヤーをハミルトンとともに受賞。「ア

ウトサイド」誌コントリビューティング・エディター。大リーグのクリーブランド・

インディアンス特別アドバイザーも務める。家族は妻のジェンと4人の子供。子供の

学校がある時期はクリーブランド州オハイオで、夏の間はアラスカ州ホーマーで暮ら

す。

【監訳者紹介】

楠木 建(くすのき・けん)

◎―― 一橋大学大学院経営管理研究科教授。専攻は競争戦略。著書に『ストーリーと

しての競争戦略』『「好き嫌い」と経営』『「好き嫌い」と才能』(いずれも、東洋経

済新報社)、『戦略読書日記』(プレジデント社)、『経営センスの論理』(新潮新書)

などがあるほか、監訳書に『GIVE & TAKE「与える人」こそ成功する時代』(三

笠書房)がある。

【訳者紹介】

桜田直美(さくらだ・なおみ)

◎―― 翻訳家。早稲田大学第一文学部卒。訳書は『トップアスリートが実践 人生が変わ

る最高の呼吸法』『ジ・エンド・オブ・バンキング 銀行の終わりと金融の未来』(いず

れも小社刊)、『睡眠こそ最強の解決策である』(SBクリエイティブ)、『こうして、思

考は現実になる』(サンマーク出版)など多数。

 

 内容(超簡約)

「THE CULTURE CODE ―カルチャーコード― 最強チームをつくる方法」では強いチームをつくるには3つのスキルが必要だといっている。

約400ページと中々の長編だが、超簡約すると3つのスキルについて説明をしている。

 

スキル1 安全な環境をつくる
スキル2 弱さを共有する
スキル3 共通の目的を持つ


本書ではこの3つのスキルを、Google、デザイン企業IDEO、ピクサー、アメリカ海軍ネイビーシールズ、全米プロバスケットボールのサンアントニオ・スパーズネット通販のザッポスから、コメディ集団のアップライト・シチズンズ・ブリゲード、さらには悪名高い宝石泥棒集団まで、幅広いチームの実例を分析し、そこから具体的な戦略を導き出している。

スキル1安全な環境をつくる

つながりを示すシグナルが、帰属意識とチームのアイデンティティを育てるしくみが書かれてる。このつながりを示すシグナルが帰属のシグナル。チームが安全な環境である為に必要な帰属のシグナル。
帰属のシグナルは決して特別なスキルや能力では無く、むしろ普通な人が何気なく発しているケースが多い。

聞きすぎるほど聞く
早い段階で自分の弱さを見せる(特にリーダーはこれが必要)
使者を抱きしめる
未来の約束をする
しつこい程「ありがとう」を伝える
メンバー選びは慎重すぎるほど慎重に
腐ったりんごを取り除く
安全で、衝突がたくさん起こる場所をつくる
すべての人に発言の機会を与える
ゴミを拾う
第一印象の効果を最大化する
「サンドウィッチ・フィードバック」を避ける
楽しむ

スキル2弱さを共有する

ポイントは以下

まずリーダーが弱さを見せる(1回だけでなく何回も見せる)メンバーに期待されている事をしつこいぐらい伝える
ネガティブなフィードバックは直接会って伝える
新しいチームをつくるときは2つのタイミングを重視する
トランポリンの様に聞く
「価値のあることを言いたい」という衝動を抑える
率直な意見交換の出来る場を確立する
率直な意見と個人攻撃は違う
気まずい瞬間を大切にする
協力関係を強調する言葉を選ぶ
仕事の評価と能力開発を明確に区別する
「フラッシュメンタリング」を活用する
ときどきリーダーが姿を消す

スキル3共通の目的を持つ

価値観や目的を共有するために必要なポイントは以下

優先順位をはっきりさせる
「習熟」が必要な分野と、「創造性」が必要な分野をみきわめる
キャッチフレーズを活用する
本当に大切な事を計測する
人工物を活用する
メンバーの指針になる行動にスポットライトを当てる

 

読んで印象に残ったポイント

私はレストランでもう20年近く働いている事もあり、本書の様々な事例の中でも特にダニーマイヤーとの逸話が印象に残っている。

ダニーマイヤーはシェイクシャックやユニオン・スクエア・カフェの創業者。
THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法  Kindle 版.より引用

そのとき私の後ろで、ウェイターがうっかりトレーを落とした。ガラスのコップが床に落ち、割れる音がする。一瞬、すべての動きが止まった。マイヤーは手をあげて「会話は中断だ」ということを私に伝えると、ようすを見守った。コップを落としたウェイターがガラスの破片を拾っている。別のウェイターが、ほうきとちり取りを持ってやってきた。掃除は迅速に完了し、客たちは食事に戻る。私はマイヤーに、なぜあんなに熱心に見ていたのかと尋ねた。「まず起こったことを注意深く見る。そのとき、彼らのエネルギーレベルを観察しているんだ」と彼は言う。「彼らは問題解決のためにつながる。そのとき、エネルギーレベルは上がるか、それとも下がるかのどちらかだ。店が成功しているなら、彼らのエネルギーレベルは上がる」マイヤーはそう言うと、自分のこぶしを合わせ、それから爆発したように指を広げた。「活気のあるエネルギーが生まれるかどうかは、仕事の内容とは関係ない。人と人とのつながりと、その次に起こることがすべてだ。アリやハチの巣と同じだよ。すべての行動が、他の人に影響を与えるんだ」

この文が私には強烈にヒットしたらしく、本書を読み終えたあと、すぐにダニーマイヤーについて調べ、一冊の本に出会った。
ダニーマイヤーの本はこちら

まとめ

中々の長編で読むのにちょっと時間がかかった。それでもとても印象的で良い。

特にダニーマイヤーとの逸話が強く印象に残っている。

私はどのお店にもそのお店特有の空気感があると思っている。

良い空気感はお客様にも必ず伝わるし、空気感の良さが臨界点を超えるとお客様が店に入った瞬間にすごいインパクトを与えると考えている。

その空気感はスタッフ同士の信頼関係や、一人ひとりの表情、所作、声のトーンなど様々な要素でつくられるが、それが一朝一夕に出来る事では無い事も痛感している。

私が長年の間、もがき苦しみながら模索してきた良い空気感をつくる方法を、本書ではすがすがしい程鮮やかに言語化してくれている。

読んでいて本当にすっきりしたし、嬉しかった。

何らかのチームに所属する全ての人におすすめしたい一冊。

最新情報をチェックしよう!