自粛中に【おもてなしの天才】を読んでみた

  • 2020年4月7日
  • 2020年4月18日
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最近はマネージャーとしてスタッフと向き合う事が9割になっている。

お客様さんと向き合う事は1割だ。役割分担だからそれだっていいのだろうが、会社では良いサービスをしましょう。などと言って置きながら、自分自身のサービス精神が充実してなければ何の説得力も無い。そんな気持ちを定期的に充電しなくてはと考えている。

そんな時に読書は本当に良い手段だと思う。

【おもてなしの天才】たまたまおもてなしで検索したらAmazonで見つけた。

本のタイトルと表紙が印象的で思わず購入してしまった。

後で知ったことだが筆者ダニー・マイヤーはシェイクシャックの創業者だった。

 

そして購入しして本当に良かったと思っている。

飲食業界に携わっている人には是非読んでみて欲しい。

 

著者について 

 

ダニー・マイヤー(Danny Meyer) Amazonより引用

ユニオン・スクエア・ホスピタリティグループ(USHG)の最高経営責任者

ニューヨークのレストランのアシスタントマネージャーとしてキャリアをスタートし、イタリア、フランスで修行した後、1985年、27歳の時にユニオン・スクエア・カフェを出店する。ユニオン・スクエア・カフェは新しいスタイルのアメリカンレストランとしてニューヨーカーに受け入れられ、1989年にニューヨークタイムスより三ツ星を獲得、今も人気は衰えることなく、「ニューヨークで最も予約が取れないレストラン」として有名。1994年に2店目となるグラマシー・タバーンを出店し、同店も三ツ星を獲得する。両レストランは1997年以降、常にニューヨークのZAGATサーベイの1位、2位を争うレストランとなる。それ以降も数々の人気店を出店すると共に、パートナーの一人であるマイケル・ロマーノとの共著でユニオン・スクエア・カフェの料理本を出版。2008年の”James Beard Foundation Awards”の「Outstanding Restaurant Award」では、グラマシー・タバーンが受賞。

 

あまり詳しくなかったけど、レストラン業界では有名な人みたい。

 

本文紹介 

Amazonより引用

人は赤ん坊のあいだに、人生における最初の贈り物を四つ受ける。目をあわすこと、ほほえまれること、抱きしめられること、そして食べ物だ。この四つこそがもっとも純粋なホスピタリティの受け渡しであり、人がその後、一生求め続けるものなのである。 私がおもてなしの心を差し出す相手は、まず従業員、つぎにお客様、そのあと順に、コミュニティ、仕入先、投資家である。この優先順位はお客様第一の視点から見ると違和感があるかもしれないが、わたしは「開かれたホスピタリティ」と呼ぶこの考え方をこれまでのビジネスにおける選択の基礎としてきた。

 

なんだかおもしろそう。ダニーマイヤーがおもてなしの心を差し出す相手は、まず従業員、つぎにお客様だとういう。

もっと詳しく読んで見たくなった。

 

第一印象

表紙をめくり真っ先に入ってきた文章はこれだ。

 

ホスピタリティという能力

 

ホスピタリティというチームスポーツで優勝したいのなら、次の五つのスキルをもったスタッフが必要だ。

1、楽天的な暖かさ

2、知性

3、仕事に対するモラル

4、共感

5、自覚と誠実さ

楽天的な暖かさ

心からの親切心、思いやり、グラスの飲み物がつねに半分以下にならないように気づくセンス。

知性

頭がよいだけでなく、学ぶことそれ自体を目的に、学びに飽くことのない好奇心を抱く。

仕事に対するモラル

自分にでき得る最高の仕事をするという生来の傾向。

共感

「他人がどう感じるか」と「自分の行動が他人をどういう気分にさせるか」を意識し、気づかい、結びつけて考える事。

自覚と誠実さ

なにが自分をその気にさせるかを理解し、正しい事を誠実に最善の判断のもとにおこなう責任をもつこと。

 

Name
この本、本当に読んでいて飽きない

タイトルも表紙も印象的だったが、本文を読んでいくとなんだか不思議な感覚になる。

良質なおもてなしを受けている様な感覚になのだ。

序章のタイトルは「まえがき」では無く、「オードブル」使われている言葉もセンスが良く。自分の感性が磨かれていく感覚を覚えた。

 

この記事ではおもてなしの天才がどんなあらすじかの説明は省く。

俺が印象を受けた部分を紹介する。

気になった人は是非、読んでみて欲しい。

そしてこのおもてなしの天才、ちょっと昔の本だからかもしれないが、あんまり書店には置いてない。だから興味を持った方はお早めに手に入れる事をおすすめする。

 

読んで印象に残ったポイント

 

  • 石を裏返す
  • そんなルールをだれが決めた?
  • ホスピタリティという能力
  • コンスタントに、穏やかに、プレッシャーを
  • マネジャーに求める九つの資質
  • サーファーのように困難を乗り切ろう
  • 開かれたホスピタリティ

石を裏返す

全ては石を裏返す事から始まる。

誰も気にしない所に思わぬヒントがある。という内容なのだが表現が印象的で頭から離れない。

そんなルールをだれが決めた?

「贅沢な高級料理は、タキシード姿のウェイターがいる静かで堅苦しい店で食べるものだなんて、だれが決めた?」

確かに!!固定観念に縛られるなというメッセージとして俺には響いた。

もっと自由に大胆に考えていこう。

ホスピタリティという能力

私達のスタッフは51%の情緒と49%の技能をもつ百ワットのきらめく電球であってほしい。

従業員はとにかく51%の人々を採用しなければならない。

技能は研修で習得できるが、情緒面の能力は研修で習得出来るものではない。

 

これは本当にそう思う。人柄にやや心配があるがスキル重視で採用したスタッフはほとんど例外なくその採用を後悔する事になる。

その人が長い年月で身につけてきた無意識にでる雰囲気や思考の癖は後から研修でどうこう出来るものではない。少なくとも時間と労力に見合うだけの成果は望めない。

コンスタントに、穏やかに、プレッシャーを

俺が一番印象的だったのはここ。

特に飲食店のマネージャーさんや店長には響くと思うよ。

本当に読んでみて!

サーファーのように困難を乗り切ろう

波は失敗に似ている。波がひとつ去っても次の波はかならずやってくる。

わたしたちの会社にいるのは沢山のサーファーである。

何だか勇気づけられました。困難も失敗も恐れる必要はないのだと感じた。

開かれたホスピタリティ

この文章も印象的で頭から離れない。

ホスピタリティの順位が書かれている。

お客様より投資家より従業員を優先すると。

そして


レストランにかぎらずどのような会社でも、足を踏み入れたときに、スタッフが仕事に集中し、助けあい、また仲間といることを楽しんでいるのがわかれば、人はこれから自分が受け入れられ、素晴らしい経験が出来ると予感する。


うーん本当にそうだ。共感しかない。

まとめ

この本から本当に多くの事を教わった、俺自身20年間レストラン業界で働いているが、その中でモヤモヤと感じる事はあるが、自分なりに言語化を出来ず、ふわっとしたまま放置している感情がいくつもあったのだが、このおもてなしの天才では恐ろしい程見事にそれらを全て言語化している。

あぁ、俺もこんなに明確でワクワクする言葉でお店のスタッフに伝える事が出来ていたらどんなに素晴らしかっただろう。

もっと早く読みたかった!

本当にそう思う。

でも、このタイミングで読めたのだから、これからに活かそう。

いままでの経験があったからこそ、共感出来る部分が多かったとも考えられるしね。

俺はこれからもホスピタリティというチームスポーツに関わり続けるだろうけど、自分の中になにかモヤモヤした感情がうまれたら、またこのおもてなしの天才を読み返したいと思う。

ありがとう。ダニー・マイヤー。

俺はハンバーガーあんまり食べないからシェイクシャックの常連にはならないと思うけど。

おもてなしの天才に出会えて良かった。

ここまで読んでくれた皆さんに感謝。気になった方は是非一読を。

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