大動脈弁狭窄⑤手に入れた幸せと失った宝物。

  • 2019年6月10日
  • LIFE
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皆さんこんにちは

キャップです。

回想シーンパート⑤です。

めでたく退院

この時の僕にとっては入院生活が日常で、

外での生活は非日常であり、キラキラ光る憧れの世界でした。

そして、憧れの世界で不自由なく過ごす人たちは

とても恵まれていて幸福な人たちだと思っていました。

そしていよいよ退院します。

退院出来た事は本当に嬉しかったです。

小学校に通える事、

病院では無く自分の家へ帰れる事、

何気ない事が本当にありがたく、幸せに感じていました。

退院して感じた違和感

しかし退院して程なくして

僕は違和感を感じ始めます。

「なぜ、皆幸せそうでないのだろう?」

小学生だった僕は、近所の小学生達と一緒に

登下校するのですが、

皆表情が暗く、つまらなそうだったのです。

小学校へ行けば友達も出来たのですが、

友達も、何だかつまらなそうにしていて、

とても違和感を感じました。

長い入院生活から解き放たれた僕は

今も入院している人たちや

不自由な人達が沢山いて、

心は元気なのに病気を抱え

ベッドから動けない人たちも

幼いながら沢山見てきました。

それがどんなに悔しい事か、

不自由なく小学校に通えている人を

どんなにうやましいと思うか

だから元気に動けるようになったら

その事に感謝して、幸せそうにしなきゃ

不自由な人達に申し訳ない。

そんなふうに思っていたのです。

で、その価値観を他の人にも押し付けたのですね。

大人になった今となれば、

それは僕が自分の経験から得た価値観であって、

その価値観を他の人に押し付けるのはいかがなものかとも想います。

でも当時の僕にはとてつもない違和感でした。

もっとも恐ろしいこと

それは

当たり前の事への感謝を忘れる事でした。

小学校にもなれてきた頃、

僕は恐ろしい感覚に襲われます。

周りの価値観に流されていく恐怖です。

「あなたの存在は、あなたがいつも一緒にいる5人の平均である」

こんな言葉がりますが、それは本当に強力な力で、

僕も、つまらなそうにしている人たちに囲まれ、

違和感を感じていながら、

段々と違和感を受け入れていくのですね。

当時父親に相談した事を覚えています。

「お父さん、心が段々汚くなっていく」

 

ではこの辺で

パート⑥へ続きます。

 

 

 

 

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